日本古来の思想でありながらも、時代とともにめまぐるしい変化を遂げてきた「神道」。
中世日本では、仏教と神道の融合現象―「神仏習合」が極めて発展的な展開をみせ、
伊勢神道・両部神道・吉田神道など、さまざまな神道の諸派が生まれた。
また、儀礼のありかた、体系的に組み合わせられた空間・図像・言説などにより、独自の世界観・世界像を築き、同時代の宗教のみならず政治・文化にも多大な影響を与えてきた。
近年、急速に研究の進展する「中世神道」の見取り図を、「神道の諸派」「基本的な概念」「中世の神々」「神話モチーフ」「神道をめぐる人々」「イメージ」「神道書」などテーマごとに立項し、第一線で活躍する研究者が、多数の図版とともにわかりやすく解説する決定版!
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