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「うそだよね。大沼がなくなるなんて」
2020年1月27日、山形の老舗デパート「大沼」が突然、自己破産を発表した。
約200人の従業員は即日解雇。「全国初の百貨店ゼロ県」とも報じられた。
本書では、大沼の生きた320年をたどりながら、繁栄と終焉の内側を描く。
著者は山形で事業を営み、大沼デパートとも取引をしていた。
取材に応じたのは、破産を決定した社長や解雇された従業員、ライバル店の幹部など。
さまざまな関係者の証言と、膨大な資料で構成したノンフィクション・ストーリー。
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