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待望の第二句集。第一句集『熊野曼陀羅』より10年、ここに収められた348句から堀本裕樹の10年に渡る軌跡を思い、それらを味わう者もまた自身の10年と向き合うことになるでしょう。
蒼海の一粟の上や鳥渡る 裕樹
私という人間はこの宇宙において、一粒の儚い粟に過ぎない。大海の波間に漂い翻弄されながらも、生きていくしかない。(あとがきより)
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