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自然に対する人間の観念(自然観)の本質はどのようなものであり、それはどのような原理で転換しているのだろうか――。
文理の枠を超えた多分野の研究者が、「生業」と「自然観」を軸に、1万1700年前の完新世以降、現代までの琵琶湖地域を対象に、自然と人間の関係を描き出す総合研究。
巨大地震、気候変動、資源の枯渇、そして地域の急激な人口減少に見舞われる現代日本に、新しい自然観の創造のための「地域環境史」を提起する。
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