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「私…ずっと、男の人に襲われたあの日から
駿ちゃんとこうなりたいって思ってた」
駿(しゅん)と瑠璃(るり)が家族になって2年。
瑠璃はいつしか駿の前で何かをはぐらかすように、
いつもヘラヘラと笑っていた。
そんな瑠璃の心情に踏み込めないまま時が過ぎ、
駿は、瑠璃の同級生・野水晶(のみずあきら)と付き合うことに。
一方その頃、受験の迫る瑠璃は、
駿と同じ「北学」に進学しようと勉強していた。
駿に勉強を見てもらううちに二人の距離は近づいて……。
『もし駿ちゃんと同じ北学行けたら……』
放課後にデートをする妄想が止まらない瑠璃だったが、
偶然、駿のカバンの中に野水の学生証を見つけてしまう。
さらに、独占欲をむき出した野水のいやらしい罠が、瑠璃を待ち受ける。
「駿ちゃんと私は特別な存在で、
なんでも知ってるんだからって……そう思っていた。」
なのに――…
駿の本当の気持ち、瑠璃の駿への想いの行方は……!?
繊細でセンセーショナルな過去が明かされる群像劇TL第3巻!
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