テレコム・ポリシーとテクノロジー

花田達朗ジャーナリズムコレクション

テレコム・ポリシーとテクノロジー

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出版社
彩流社
著者名
花田達朗
価格
6,600円(本体6,000円+税)
発行年月
2022年4月
判型
A5
ISBN
9784779128141

80年代に登場し、競争を市場だけでなく人間にも強制し強い破壊力で

社会を襲い続ける新自由主義。



90年代に起るインターネットの普及の前提条件を作り上げた80年代の

技術革新と電気通信改革と新自由主義は、どのように影響しあったか。

新自由主義の元締めとしての国家の政策は、公共をどう捉えたか。

パブリック・インタレスト(公共の利益)をどのように考慮したか。



解説:藤田真文(法政大学社会学部メディア社会学科教授)



花田達朗コレクション

花田達朗の仕事はジャーナリズム研究という一本の柱を通す

ことができる。

公共圏論、空間論、制度論などの研究に貢献した学徒は、

ジャーナリズムの改善を通じた豊かな市民社会の創造を追求した。

花田の筆は、日本のジャーナリストへの共感と連帯、

そして、怒りと絶望を隠さなかった。

同時にそれは、信頼を失う既成メディアと軌を一にするように、

ジャーナリズム研究を痩せ細らせていった

日本の研究者たちへも向いた。

理論と実践を通じ、ジャーナリズムに自己の宿り場を探し続けた

孤高の社会学者の40年にわたる全仕事。





花田達朗ジャーナリズムコレクション

既刊

第2巻 ジャーナリズムの実践

――主体・活動と倫理・教育2(2011~2017年)

第1巻 ジャーナリズムの実践

――主体・活動と倫理・教育1(1994~2010年)

第3巻 公共圏

――市民社会のための理論

第4巻 メディアの制度論と空間論

――両義性の葛藤



続刊予定

第5巻 テレコム・ポリシーとテクノロジー(本書)

――1980年代と新自由主義

第6巻 ジャーナリズムと時評 事典 補遺・索引



(もくじ抜粋)

第1部 西ドイツおよびドイツのテレコミュニケーション政策と

                 境界領域問題(1987~1994)

西ドイツに見る「一国電気通信政策」の行方

西ドイツにおける電気通信制度改革の実施とその基本的構図 他

第2部 メディア融合からマルチメディアへ(1989~1995)

電気通信と放送との融合―日本の政策ペーパーを素材として

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