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刻まれる光と影
ダダや未来派周辺の青年の挫折をアナキズムやコミュニズム、末尾の児童詩まで拡張し、一九二〇年代の詩の塊りとして位置づけ、二〇年代後半から始まる瀧口修造らのシュルレアリスムとの連関と断絶の研究の一助になればと編集にいそしんだ。(…)詩史に記されることのなかった存在が、こうして一冊に収められた。(「解題」より)
モダニズム詩前夜の混沌たる暗がりの中を、果敢な言語実験で駆けぬける若き詩人たちがいた――海港都市・神戸から出発した稲垣足穂と竹中郁を中心に、新たな視点でまとめたアンソロジー。装幀=田中勲
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