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日本人主治医を射殺して、彼は銃殺刑となった――
日中戦争をカメラで闘った知られざる報道写真家の生涯。
国交正常化50年、悲劇は片づかない問いを現代に投げかける。
日中戦争で八路軍に従軍し千枚超の戦場写真を撮った中国報道写真の草分け・沙飛(1912?50)は、戦後まもなく日本人医師を射殺し、処刑される。悲劇は両国の関係者に深い傷を残した――。ロバート・キャパとも対比される沙飛の生涯と画期的な仕事、事件とその後を、現地取材も含め丹念に辿った本邦初の評伝。彼の足跡は今、私たちに何を語るのか。
【目次】
一、「忘れられたカメラマン」の足跡を追う
二、魯迅との邂逅、「カメラを武器に」を決意
三、八路軍初の戦場カメラマンに
四、画報の創刊に心血を注ぐ
五、「日本人医師殺害事件」とその余波
六、「名誉回復」と傷痕の行方
エピローグ――二つの家族
追記――なお続くコロナ禍の中で
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