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弥生・古墳時代の鏡には、巫女の占い道具や神器といったイメージとは隔絶した、強烈な政治的性格があった。6000面をこえる出土資料をもとに、鏡背面の図像の意味、配布をつうじた有力者間関係、保有と副葬の意義などから、鏡をめぐる政治力学を平易に解説。鏡が国家形成にはたした決定的な役割に迫り、倭人にとって鏡とは何だったのかを解き明かす。
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