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一八九〇(明治二三)年、東洋初の憲法の下での最初の衆議院議員総選挙が実施された。選挙の結果は反政府派の民権派議員が過半数の議席を獲得。帝国議会は、打倒藩閥政治を叫ぶ民党と政府が正面衝突し対立を繰り返した。両者が歩み寄る機会となったのは、九四年に開戦を迎えた日清戦争だった。日清戦争後、列強の利益獲得競争は清国ばかりでなく韓国にも及び、とりわけ日本とロシアがしのぎを削った。独立自衛のための生命線確保を目指し大陸への膨張政策を取り始めた日本にとって、大国ロシアの南下政策が大きな脅威となっていく。その状況下、日本はロシア牽制のため英国との同盟を模索するが……。
原案執筆・伊藤 隆
〈目次より〉
序 章 初めての総選挙
第一章 アジア初の議会政治
第二章 列強と日清戦争
第三章 内外の戦後経営
間 章 義和団、跳梁す
第四章 日露戦争前の日本
第五章 日露戦争と戦時下の日本
第六章 近代化・産業化への歩み
解説 武田知己
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