カルチャーセンター

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出版社
書肆侃侃房
著者名
松波太郎
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2022年4月
判型
B6変
ISBN
9784863855137

松波太郎はそこにいた。

カルチャーセンターで共に過ごしたニシハラくんの未発表小説『万華鏡』が収録され、作家や編集者たちから寄せられたコメントに、松波太郎の説明責任までもが生じてくる文章と空白の連なり……松波太郎は、ニシハラくんに語りかける。「どうかな? これは何だろう? 小説なのかな?」



松浦理英子さん推薦!

「小説を書きたいという欲望に憑かれていた若くほろ苦い日々を、哀惜をこめて振り返る松波太郎は本物の作家である」



これはすべての作家が通って来た文学的青春への鎮魂の書である。小説とは何かも言えないまま、ただ書きたいという欲望に憑かれていた時代への。

――松浦理英子



小説のわからなさを、そのわからなさと共に生きていくことを、ひたすらに書いている。この小説を読み終わりたくないと思った。

――柴崎友香



カルチャーセンターは、社会で帰属する場を離れて〈個〉となった人と人が、遠い憧憬を胸に秘めて集う。それが稀に奇跡のように幸福な交流を、この地上にもたらす。

松波さんはその鎮魂と再興のために、この小説を、みんなの力を借りて作り上げた。

(この推薦文わかりにくいですか? 読むうちにほぐれて、あなたを照らす光になるはずです。)

――保坂和志

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