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動物にとって,恐怖は危険を察知し,回避するための安全警報システムのような役割を果たします。しかし,人間には不安を生み出す脅威となっています。
本書は心理療法士で精神分析家の著者が,恐怖が果たす役割や,恐怖がネガティブな想像を生み出す仕組みなどを解説。それを踏まえたうえ,著者が自身のクリニックで向き合ったさまざまな患者の実例から見えた,恐怖や不安とうまく付き合っていく方法を紹介します。
生きている限り,逃れられない恐怖や不安。本書を読むことで,「恐怖」という感情の認識が大きく変わるでしょう。
※本書は2021年発行『「恐怖」のパラドックス』をニュートン新書として発行したものです。
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