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第70回 産経児童出版文化賞JR賞受賞!
生まれながらの心臓病、ギフテッドゆえの苦しみといじめで、8歳で世界に絶望し不登校。家族とも対立し、死も考えたギフテッドは、どうして希望を取り戻せたのか? なぜ「だれも取り残さない社会」を目指すのか?
ITの天才にして、トランスジェンダーを公表した初めての大臣、世界が注目する<新しい民主主義>の旗手、「オードリー・タン」が生まれるまでの伝記物語。
どうして多様性がたいせつなのか、LGBTQへの理解、デジタルテクノロジーを活用して「だれも取り残さない社会」を目指すなど、これからの時代を生きるすべて人にとって、示唆に富む1冊。
【産経新聞/令和5年(2023年)5月5日記事より抜粋】
「(前略)ふりかかる課題に対して、自分の疑問に忠実に取り組む主体的な生き方が社会をかえるという、これからの時代の生き方を示すリーダーの誕生物語。関連書が多い中、社会との関わりにもっと前向きに生きようとのメッセージが伝わる児童書として見事に編集されている。」(大妻女子大学教授・木下勇 )
【読者レビューより/Net Galley掲載】
「ルビが丁寧にふってあり、子供や若い読者に向けてのメッセージ性の強い組み立てとなっている。
特に、生い立ち、親と子の葛藤や、両親や親戚も、彼女の才能だけでなく病気や苦悩と、時に激しくぶつかり合いながらともに歩んできたことに焦点が当たっている。 」
「学校図書館に置くのにぴったりだなぁと思いながら読了。学校という社会になじむのに苦労した彼女が親御さんの理解に救われた部分もあるけれど、その親御さんだって初めから完璧な対応ができたわけではないというのは、保護者の側から読んだときにも支えてくれそうな気がする。そしてもちろん、学校側の理解が必要なことも身に沁みました。」(図書館関係者)
「少数派の意見も取り入れて、勝ち負けではなく、みんなで協力して価値のあるものを作り出す。
そんなオードリーの信念と行動力に救われる人も多いと思う。
組織のリーダーはもちろんのこと、マイノリティで肩身の狭い思いをしている人、モヤモヤしている人に読んでほしい。」
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