古楽の終焉

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古楽の終焉

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出版社
アルテスパブリッシング
著者名
ブルース・ヘインズ , 大竹尚之
価格
4,180円(本体3,800円+税)
発行年月
2022年4月
判型
A5
ISBN
9784865592498

クラシック/古楽界に衝撃を与える問題の書、ついに邦訳なる!

ピリオド・アプローチはほんとうに正しいのか?

クラシック音楽に真の生命をあたえるものはなにか?!



過去の音楽をそっくり再現して、どうするのか?

なぜ儀式のように音楽を聴かなければならないのか?

原典至上主義?──それは「テクスト・フェティシズム」にすぎないのでは?

古楽が追求すべきオーセンティシティとはどこにあるのか?

そして、「HIP(歴史的知識にもとづく演奏)」とは何をめざすものなのか?──



フランス・ブリュッヘン率いる18世紀オーケストラなどでオーボエ奏者、リコーダー奏者として活躍したほか、楽器製作や音楽学研究の分野でも多大な実績を残し、2011年に惜しまれつつ世を去った著者が、2007年に発表したThe End of Early Music: A Period Performer’s History of Music for the Twenty-First Century(Oxford University Press)。

音楽史のとらえ方を根底から更新し、クラシック音楽家の意識変革をうながし、返す刀で「原典至上主義」に拘泥する古楽演奏にも疑問符を突きつけた同書は、発表と同時に大きな話題を巻き起こした。

「HIP(historically-inspired perfomance; historically-informed performance=歴史的知識にもとづく演奏)」と「修辞学的音楽(rhetorical music)」の理想を知り、楽譜に書かれた音楽をただ再現するだけでなく、生命力にあふれたパフォーマンスをおこなうために、すべての音楽家がひもとくべき書、ついに待望の完訳!

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