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本書は、“自然な栽培方法”で、プランター菜園を始めたい人のための、ガイドブックです。
プランターや土の選び方、土のセット方法、プランター栽培に適したミニトマトや茎ブロッコリーなどの苗の植え方や、種の蒔き方など、栽培の具体的な手順を、写真つきで掲載しています。既成の園芸用培養土を用いず、まっさらな土から始められる、これまでにないやり方です。一度土をセットすれば、土を取り替える必要もありません。
化学肥料を施肥したり、追肥したりして、確実に野菜を実らせるやり方ではありませんが、“野菜がよろこぶ”自然のままのやり方をして、土壌や微生物、野菜をゆっくり育てていくスタイルです。
また、栽培に関するQ&Aや、プランター栽培におススメの品種別ガイド、植物が育つ仕組み、土壌形成のプロセス、微生物のはたらき、根のはたらきなどについて、簡単な解説も寄せています。自然な育て方がわかるだけでなく、植物栽培について深く学べる内容です。
出版社からのコメント:
監修者である三浦伸章さんは、40年以上自然農法を実践し、研鑽を積まれてきた方です。本書の“自然な栽培方法”は、三浦さんが確立された自然農法の考え方をベースにしています。
岩石に覆われた裸地に土ができ、そこに植物が育っていく様子をイメージして、野菜の栽培をすすめてもらえれば、と思います。まっさらな土に有機物が加わると、微生物はその有機物を分解し、栄養ができます。その栄養や水分を野菜は吸収し、生長します。うまくいけば、野菜は実をつけます。野菜がよろこぶ環境が整えば、わたしたちも恵みを享受できるのです。
そういうわけで、本書は、“自然な栽培方法”をたのしみながら、エコロジーを学べる本でもあります。栽培を通じて、植物とよい関係性を築いてもらえたら幸いです。
暮らしの場にプランターを置き、小さな大地から始まるいのちの物語を紡いでみませんか。
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