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日本における近代的な酪農乳業は、消費者である外国人が多く暮らした東京から始まった。しかし時代と共に都内の牧場は郊外から他県へと移行していった。
また、激動の歴史を経験した東京の街並みは一変し、酪農の地であった痕跡は現在ほとんど消えてしまった。
「ミルク一万年の会」は東京酪農乳業の文献、関係者の記憶を拾い集め、いまに残る東京酪農乳業の痕跡を訪ねて巡る「ブラミルク@東京」の活動を始めている。
本書は上記の活動をベースに、東京の酪農乳業事業変遷のドラマを読み解き、史跡を巡るためのガイドブックである。
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