スパイス戦争

ちくま学芸文庫

スパイス戦争

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出版社
筑摩書房
著者名
ジャイルズ・ミルトン , 松浦伶
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2022年4月
判型
文庫
ISBN
9784480511133

大航海時代のインドネシア、バンダ諸島。欧州では黄金より高価な香辛料ナツメグを巡り、英・蘭の男たちが血みどろの戦いを繰り広げる。解説 松園伸===莫大な富を求め、命を賭して未踏の地へ向かった大航海時代。なかでも東南アジア島嶼部バンダ諸島を産地としていた香辛料ナツメグは黄金を凌ぐ価格で取引されるようになり、島の覇権をめぐってオランダとイギリスが凄惨な争いを繰り広げることになる。イギリス東インド会社の船長コートホープはバンダ諸島のなかでも暗礁に囲まれたルン島に上陸、島民を懐柔してオランダ勢と闘うも謀略の果てに殺される。しかし、イギリスはルン島と引き換えに、地球の反対側の島――アメリカ・マンハッタン島を手に入れることになったのだった。航海日誌や書簡類など膨大な史料を渉猟しつつ描く歴史ノンフィクション。 解説 松園伸===莫大な富をめぐる凄惨な暴力の歴史===【目次】プロローグ 第一章 北の海のつむじ風 第二章 何という不健康な気候 第三章 音楽と踊るおとめ 第四章 ライオンの爪にかけられ 第五章 「提督、謀られました」 第六章 洋上の叛乱 第七章 食人種の国 第八章 セント・ジョージ旗 第九章 紳士の争い 第十章 血染めの旗を掲げて 第十一章 火責め、水責めの裁き 第十二章 取引成立 エピローグ 解説 松園伸

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