東日本大震災で最悪とも言える津波被害を受けた岩手県陸前高田市にあって、前代未聞の復興事業に取り組んだ「チームたかた」の記録
「本書は、最悪とも言える津波被害を受けた岩手県陸前高田市にあって、前代未聞の復興事業に取り組んだ「チームたかた」の記録である。防潮堤の建設や土地の嵩上げ、土地区画整理事業。いずれも前代未聞の規模である。そうした果ての見えない業務に、彼らは同時並行的に取り組むことを迫られた。
「チームたかた」は、自らも被災者である市職員をはじめ、学識経験者や技術者、地元の商業者らによる官民の連合体である。震災復興計画の策定に始まるチームの苦難は、彼らの結束を強めることともなった。チームワークは軌道に乗り、大規模嵩上げ工事や高台移転といったハードの部分から、居心地の良い「まちなか」を構想するソフトの部分へと、仕事の重心は移っていく。その過程は、彼らがまちづくりの核心に迫る貴重な行程でもあった。
本書は、災害から逃れることのできない日本にあって、復興とは何かを考える超一級の資料である……」推薦・大越健介(キャスター/ジャーナリスト)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。