パルクールとは、1990年代にパリ郊外に住まう若者たちの遊びから誕生した、都市の構造物を利用してアクロバティックに、そしてスムーズに移動する新しいアーバンスポーツである。
本書は、2000年代以降フランスのアクション映画を通じて世界に広がったパルクールが、スケートボードのように都市イメージと結びついて広告的、観光的な価値を有し、映像や雑誌、インターネットやSNSを通じて都市景観の一部として演出されている実態を実践者の豊富な言動からエスノグラフィの手法でスリリングに描く。
(原著 Jeffrey L. Kidder, Parkour and the City: Risk, Masculinity, and Meaning in a Postmodern Sport., New Bruswick: Rutgers University Press, 2015 )
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