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上司との不倫にやぶれた「あたし」は、
自暴自棄になり、夜の公園を彷徨う。
頭上に雷が落ち気絶、目を覚ますと、
そこは平安時代だったーー。
当時の基準での美人(一重瞼でしもぶくれ)たちである
「おかめの大群」に囲まれ、現実の世界よりすこし重力の軽い
「パラレル平安朝」で、
「小袖」と呼ばれる女房暮しが始まった。
彼女は、中宮・彰子様の教育係である「香子さま(=紫式部)」の書く物語のために、
内裏や都、ときに辺鄙な洛外まで、
「ネタ」をさがすのが仕事だ。
夕顔、末摘花、葵の上、明石の君など、源氏物語を彩る
姫君たちのモデルとなった女人たちの「真実」の悲喜こもごもを、
小袖は深い共感とともに知っていく。
食べ物など当時の風俗も詳しく描きこまれ、
王朝物語、SF、ミステリーと小説の醍醐味てんこ盛り!
時空を超えて、女同士が共鳴し、ドラマは紡がれてゆくのです。
解説・山本淳子
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