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周恩来(1898?1976)は1917年秋~1919年春、日本に留学した。治水家の家系に生まれた彼は、古代中国の治水神「禹」の精神が日本に継承されていることに気づき、深い感銘を受けた。帰国後、中国革命に身を投じた周恩来は再び日本を訪れることはなかったが、終生日本を愛し、晩年も日本の桜に思いを馳せていたという。若き周恩来の日本での足取りを詳細にたどり、日中国交回復の原動力となったその日本観形成を解き明かす労作。
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