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現代のリアリズムを映し出す一人、最注目の写実画家、藤田貴也。50点の掲載作品は、驚愕の細密描写であると同時に、それぞれに異なる光の集積で形づくられた崇高な絵画空間である。ニュートラルで静謐な作品群だが、描かれているものの存在感は濃く、強い。
その仕事からは、画家が人物やモチーフが満たしているものを見極め、完全なる姿で映し捉えたことの迫力を感じ取ることができ、「全てのものはシンプルであり、確かにそこに存在している」という事実に心打たれる。
初画集となる本書には、寄稿として美術家の石黒賢一郎による「人間の複雑性を映し出す」、泉屋博古館東京館長である野地耕一郎の「存在の尊厳をまなざす-藤田貴也の写実」を収録。また、藤田自身の言葉と「絵をかくこと」という文章からは、気の遠くなるような制作を続ける写実画家としてのストレートな思い、真摯な姿勢が窺える。
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