宗教遺産テクスト学の創成

宗教遺産テクスト学の創成

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出版社
勉誠社
著者名
木俣元一 , 近本謙介
価格
16,500円(本体15,000円+税)
発行年月
2022年3月
判型
B5
ISBN
9784585310082

「祈り」という人類の普遍的・根源的営みのなかで構築された宗教は、それを信仰し担う人々により、多種多様な形をもって大切に守られ、伝えられてきた。また、一方で、人間と宇宙の根源的な在り方を規定する拠り所であるが故に、世界認識における解釈の対立を生じ、時には宗教間の軋轢や破壊を呼び起こすきっかけともなった。
「宗教遺産テクスト学」とは、人類によるあらゆる宗教所産を、多様な「記号」によって織りなされた「テクスト」とみなすことで、その構造と機能を統合的に解明し、人類知として再定義することを目的とし、「コト」と「モノ」を一体化する新たな学術領域である。
宗教遺産を人類的な営みとして横断的かつ俯瞰的に捉え、ひと・モノ・知の往来により生成・伝播・交流・集積を繰り返すその動態を、精緻なアーカイヴ化により知のプラットフォームを構築することで、多様性と多声性のなかに位置づける。
文理を超えた三篇七章、四十の論考により示される、人類の過去・現在・未来をつなぐ新視点。

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