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発吃からその後2割は吃音をもったまま成長するという現実を前提に「吃音を治す」から「吃音を悪化させない」「吃音をもったまま自由にコミュニケーションをとる」といった転換に向けて奮闘する専門家や教育現場の先生方、保護者の実際の支援の例と詳しい解説の書。
解説編は吃音をどうとらえるか、吃音のある子に保護者ができること、保護者と専門家による支援と協働の在り方について述べる。実践編では就学前、小学生、中学生、成人、それぞれの世代で、本人、保護者、担任の先生、言語聴覚士たちの支援の実際の手記を通して、「吃音症状の悪化とはどういう状態を指すのか」「なぜ悪化させてはいけないのか」に分かり易く答えている。
資料編は実際の吃音理解授業などで使われるスライドなどの資料を紹介していて、自由にアレンジして教育現場でも実際に使うことができる。
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