リーゼント刑事

小学館新書

リーゼント刑事

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出版社
小学館
著者名
秋山博康
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2022年4月
判型
新書
ISBN
9784098254217

徳島県警の名物デカ、波瀾万丈の一代記

「おい、小池!」――2001年に発生した徳島・淡路父子放火殺人事件の指名手配犯ポスターは、見る者に強烈な印象を残した。

前代未聞のポスターを生み出したのが、当時・徳島県警で特別捜査班班長を務めていた秋山博康氏だ。少しでも多くの情報提供が寄せられるよう、外部の専門家の力も借りて考案されたものだった。目撃情報を募るために各局の「警察24時」にも多数出演した秋山氏は、その独特な風貌からいつしかこう呼ばれるようになった。

リーゼント刑事――。

2021年3月末で徳島県警を退職した秋山氏が、初の著書で42年の警察人生を1冊にまとめた。

刑事を志したきっかけから、“地方公務員”としては異色のリーゼントを貫く理由、交番勤務の新人時代の苦労や失敗、警視庁出向時の体験、部下の若手刑事たちへの指導などのエピソードを完全収録。「おい、小池!」事件では、潜伏中の容疑者が死亡して発見されるまでの間、どのような思いで11年にわたる執念の捜査を続けたかを明かしている。

【編集担当からのおすすめ情報】
「刑事は被害者の代理人」をモットーとしてきた秋山氏は、決して“ピカピカのエリート”ではありません。事件捜査の現場にこだわり、「刑事バカ一代」を掲げて地元・徳島の人たちが安心して暮らせるように42年間、心を砕いてきました。

秋山氏は本書をまとめた動機をこう綴っています。

〈地方警察官の活動を多くの方に知ってもらい、全国各地で奮闘する警察官を応援してもらえるようになったら、これほど嬉しいことはない〉(「はじめに」より)

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