私の声のひろば

私の声のひろば

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出版社
ボーダーインク
著者名
敦賀昭夫
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2022年3月
判型
四六判
ISBN
9784899824220

「言いたいことを言う
言うべきことを言う」

2012年~2022年、新聞との応答から学んだ
心身の自由と「憲法語による言論」

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「はじめに」より
2012年、60代をまえに急に「自分が言いたいこと、言うべきことを習字で勢いよく字を書くように思いっきり言いたい放題言いたい。ただし言ってはいけないことは言わない」という思いが高まり、突然新聞投稿をはじめた。それが習慣化して、 2022年1月までで380本ほどの投稿文が新聞に載った。職業ではないので、義務で書いたものは一つもない。すべて書きたいと思って書いたものだ。

「困難を抱え、苦しんでいるのに表現できない人がいる。いやさらに自分が抱えている困難さえ分からないで、あいまいに暮らしていて、自分を表現できないために、自分がどうしたいのかさえ考えられない生活を送っている人がいる。今振り返ってみると自分がそうだった。人生なんてそんなものだと思っていたが、自分はそれに耐えられなくなった。

書き始めるきっかけは、日本人の歴史認識問題。歴史教育はいかにあるべきかの新聞社説を読んで反応した。私立中高で歴史教師をしていたが、教師としての反応ではなかった。歴史教育は大人(自分)の問題じゃないか。大人は日本近現代史を語れるのか。自分が歴史を知らないで、尖閣や竹島の領有問題なんて語れるのか。それで紛争になったらどうするのか。ぶつぶつ口をついて出てきたことばが文章になった。それは教師の声ではなく自分の声だった。自分は知らない大人でいいのか。

そこから、歴史認識、立憲主義、沖縄、教育、SDGs型地域創生、新聞を読んでの感想などが、自分が「言うべきこと」「言いたいこと」として次々と出てきた。そして言いたいことが言えたとき、自分が何に関心を持っているのか分かると同時に自分を肯定できるようになってきた。
(中略)
投稿文を続けたことによって、自分、自分の生きる場、現実を受け止める場として今の自分を支えてくれている。言いたい放題の投稿文によって少し人生が変わった。私の自由な発言がだれかの心身の自由につながれば、こんなにうれしいことはない。

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