尾張徳川家の2代藩主、徳川光友(瑞龍公、1625-1700)の事績録。記録の少ない近世初期の重要な史料!
本史料は、本多六兵衛の編纂にかかるもので、慶安3年(1650)6月、光友の藩主就任からはじまり、死去の翌年元禄14年(1701)、光友の御霊屋作事が完了するまでの期間が編年体で書かれている。その記述から光友の活動はもとより、尾張藩政の整備過程と当時の社会情勢を窺うことが出来る。また、尾張徳川家と、幕府、諸大名や朝廷との通行関係、徳川将軍家(家光、家綱、綱吉)や水戸・紀伊徳川家、松平諸家との関係が時系列をたどりながら知ることが可能となる。
【収録年月】慶安3年(1650)~元禄14年(1701) 解題・関係系図・年表を付録
附録「瑞龍院様御代奉書並御書付類之奉書」 尾張藩が編纂した文書集で、111通を収める。
・徳川家康朱印状、江戸幕府老中奉書など、江戸初期の幕政に関する文書がある。
・水戸家とのやり取りに関する文書を収める。
・禁裏から「中右記「薩戒記」を借用したいという文書などが注目される。
*編年総目録を付し、利用の便宜を図った。
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