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伊能図の1図幅にはおよそ数千?1万数千個の「針穴(測点)」が確認できる。伊能図はその針穴を繋ぐ朱筋の「測線」と沿線の風景画、方位線、数ミリ角のおびただしい数の地名で構成される、きわめて精緻な地図である。しかも、足かけ17年に及ぶ測量過程で、地図仕立ても何度か変更されている。
本書では、伊能忠敬記念館や各地に所蔵される測量下図、幕府上呈図の稿本、大名家献上本の伊能図、および関係資料などをもとに伊能測量の歴史的意義やその測量法・製図法について検証するとともに、伊能図の地図情報(針穴、記号、コンパスローズ、地名など)についても多角的な分析を加える。さらに、伊能忠敬の地図作製が後世の測量地図やシーボルト日本図に与えた影響について検証する。
[執筆者]青山宏夫、鳴海邦匡、杉本史子、酒井一輔、小田匡保、小野寺 淳、佐藤賢一、塚本章宏、小野田一幸、兼岡真子、栗栖晋二、永山未沙希、野積正吉
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