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「デジタル・ヘロイン」とも呼ばれるオンラインゲームやSNS……
社会生活が営めなくなるほど深刻な病、
ネット・ゲーム依存症の正体に迫る!
ネット・ゲーム依存症とは、
覚せい剤やヘロインといった薬物やアルコール依存症と同じように暴力、情緒不安定、
無気力、うつ、注意力低下といった症状を引き起こします。
親がネット・ゲーム依存症を正しく理解し、管理をしなければ、
何気なく与えたスマートフォンやゲーム機が子どもの人生を狂わせる
凶器となってしまいかねません。
ネットやゲームは薬物と同じように作用し脳の一部を変質させていくことが
研究によって明らかになっており、
その特徴から「デジタル・ヘロイン」とも呼ばれています。
2019年にはWHO(世界保健機関)が
ゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたしている状態を
「ゲーム障害」として国際疾病の一つに認定しました。
厚生労働省の2017年の調査によると、
SNSやオンラインゲームなどに対する依存が疑われる中高生は国内で93万人に上り、
7人に1人の割合です。
近年では新型コロナウイルスの影響で在宅時間が多くなり、
ネット・ゲーム依存の患者数がさらに増加する恐れがあります。
しかし、子どもがネットやゲームに没頭していても親は一過性のものととらえてしまい、
症状が悪化して日常生活に支障をきたすようになってから医療機関を受診する人がほとんどです。
おもちゃを買う感覚でスマートフォンやゲーム機を子どもに買い与えてはならず、
親がネット・ゲーム依存症について知り、
適切に管理することが子どもの人生を守ることにつながります。
また、もしネット・ゲーム依存症に陥った場合は、
家庭内のしつけで治すことは困難であるため、
医療と介護の力を借りることが克服の近道なのです。
本書では約50年にわたって児童精神医療に携わり、
30万人を超える子どもたちを診察してきた著者が、
子どもの脳を壊す恐れのあるネット・ゲーム依存症の実態を事例とともに明らかにし、
その予防法と依存症になってしまった場合の治療法について詳しく解説します。
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