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1940年代後半の、イタリアとアメリカ。
〈死語としての彫刻〉と、〈新しい彫刻〉。
彫刻の言説はなぜ二分したのか──。
「彫刻」をめぐる叢書、最新巻刊行。
知られざるイタリアの彫刻家アルトゥーロ・マルティーニ(1889ー1947年)の著作『彫刻、死語』(1945年)と、いまなお影響力を持つアメリカの芸術評論家クレメント・グリーンバーグ(1909ー1994年)の論考「新しい彫刻」(1949年)の全訳と、6名の論者による解説論考を収録。
「彫刻、死語」と「新しい彫刻」。これら彫刻をめぐるふたつの特集に加え、「あいちトリエンナーレ2019」における公共と彫刻についての鼎談記事(小松理虔+津田大介+小田原のどか)、インタビュー、詩、特別寄稿を収録。
なぜ彫刻は破壊され続け、なぜつくり続けられるのか。時代との関わりから探る。
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