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傷つくのを恐れてた二人は傷つけられやがて寄り添った。
公爵令嬢エリナと婚約し、王太子となったアルヴィス。
ぎこちなさが拭えない二人だが、エリナは変わろうとし、アルヴィスもまたそれを好意的に受け止めようとしていた。
そして、迎えた生誕祭。歩み始めた二人の間を壊そうと、一本の毒矢がアルヴィスを襲う――
「このまま彼が目を覚まさなかったら……」
自分を庇い生死を彷徨う姿に泣き崩れるエリナ。
だが、この凶事が二人の気持ちに新たな変化を生む……。
相手を思いやり素直になれなず”役割“を演じる二人が穏やかに惹かれ合い愛を育む物語、第二幕。
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