戦争・革命・テロの連鎖

戦争・革命・テロの連鎖

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出版社
彩流社
著者名
川上泰徳
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2022年3月
判型
四六判
ISBN
9784779128172

10年ごとに繰り返される矛盾の正体と危機噴出の構図!



1994年から2014年まで20年間、中東各地に赴任して2003年のイラク戦争や

2011年の「アラブの春」、2014年の「イスラム国」(IS)の出現という

「中東危機」に遭遇したジャーナリストがこれまでの経験と蓄積された知識

によって読み解く錯綜する中東情勢への視座。

大国の介入という国際政治の不条理はもとより、権力の合掌連合や弾圧と抑圧

の強権政治がはびこる中東の国々では、言論の自由と報道の自由がないため、

迫り来る危機の予測は難しく、強権が抑えきれなくなったときに一気に爆発する。

そして中東で起きる戦争や政変、テロは、石油危機や流出する難民問題、

さらにはテロまで輸出する結果をもたらした。過激派組織「イスラム国」は

ほぼ制圧されたが、アフガンではタリバンが復権し、中東各国の治安は決して

落ち着いてはいない。

本書は起こり得る中東危機を考えるうえで示唆に富む好著である。



【目次】

まえがき

第1章  繰り返される中東危機── 1979年から始まった連鎖

第2章  危機の前にパレスチナが動く──「尊厳」の問題

第3章  噴出した若者パワーの行方──「アラブの春」第2弾

第4章  ムスリム同胞団は復活するのか──弾圧の下で

第5章  イラン・イスラエルの〝戦争〟は激化するか

第6章  「イスラム国」の再来の可能性とスンニ派の受難

第7章  イスラエルとアラブ国交正常化──平和か、危機か

第8章  中東分裂の構図──ぶつかる2つの枢軸

第9章  「対テロ戦争」が生む難民危機──空爆の破壊と殺戮

第10章 コロナ禍で増幅する矛盾──感染対策が治安対策へ

中東危機年表

あとがき

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