シェイクスピアとの対話

シェイクスピアとの対話

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出版社
国書刊行会
著者名
狩野良規
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2022年3月
判型
四六判
ISBN
9784336073211

シェイクスピア劇の“肝”はここだよね! シェイクスピアの面白さをひたすら自問自答した、詩人との対話集。戯曲論、劇評、映画評などさまざまな切り口で沙翁の本質に迫る、トンガッたプロモーション・ブック。

【目次より】
◆第1章 イングランド史劇――第一・四部作
1 シェイクスピアの見たヘンリー六世
2 女性の視点で捉えた歴史劇――『ヘンリー六世』
3 名優たちの『リチャード三世』
4 王朝叙事詩の虚と実
◆第2章 初期の喜劇と悲劇
1 忘れえぬ舞台――『ヴェローナの二紳士』
2 フリンジのシェイクスピア――『夏の夜の夢』
3 誰が主人公か――『ヴェニスの商人』
4 パパたちのシェイクスピアとは大違い!――『ロミオ+ジュリエット』
◆第3章 イングランド史劇――第二・四部作
1 沙翁はやっぱり詩だと言えるまで――『リチャード二世』
2 フォールスタッフの立ち位置――『ヘンリー四世』
3 大衆の時代の『ヘンリー五世』
4 BBCシェイクスピア史劇『空ろな王冠』をめぐって
◆第4章 ハッピー・コメディ
1 ロイヤル・シェイクスピア劇場の喜劇――『から騒ぎ』
2 お気に召すまま――『お気に召すまま』
3 イギリスの香りが漂う喜劇――『十二夜』
◆第5章 四大悲劇
1 ハムレットの悩み
2 両雄並び立った『オセロー』
3 古典劇の現代化――『リア王』
4 暗闇の中の彷徨――『マクベス』
◆第6章 問題劇
1 悲劇に飽き足りないシェイクスピア――『トロイラスとクレシダ』
2 善と悪のごった煮――『終わりよければすべてよし』
3 正義――『尺には尺を』
◆第7章 ローマ史劇
1 非沙翁的シェイクスピア映画――『塀の中のジュリアス・シーザー』
2 シェイクスピアの視点操作――『アントニーとクレオパトラ』
3 指導者の孤独、シェイクスピアの逡巡――『コリオレーナス』
4 不完全な英雄たち
◆第8章 ロマンス劇
1 シェイクスピア転機の実験劇――『ペリクリーズ』
2 BBC版『シンベリン』再見
3 大劇場のシェイクスピア――『冬物語』
◆第9章 ミサレイニー
1 スワン劇場のこと
2 ロイヤル・シェイクスピア劇場のこと
3 エリザベス朝の演劇――スワン劇場の芝居
4 テキスト研究をめざしたころ――細江逸記と山田昭廣
5 シェイクスピアはルネサンスを知らなかった
6 シェイクスピアは人生を達観したか――『ビンゴ』
◆第10章 エピローグ
1 身を退く時――『テンペスト』

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