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絶えず揺れ動き、時に優しく時に悲しく、でも確かに存在する私の心の在り様を、一瞬画面に定着させてみたくて絵筆を取ってきました。
インスピレーションが捉えた一本の線を大切にし、そこから展開する「自分でも意識していなかった領域」への踏み込みがスリリングだったと言えるかもしれません。
実際には描くごとに、追っていた思いは遠のき、近づき、その結果画面は破壊と再生を繰り返すことになります。
色彩も絵の大きな構成要素ですが、色というのは生まれついての感覚。これは生涯を掛けて自分自身の色を深めていくしかありません。
画風というのは、制作に対する姿勢ばかりでなく、普段の日常生活の中での様々な事柄が混然と交じりあい思索となって沈潜し、再び湧き上がって出てきたものと思います。そういう意味で作品は常に人生への哀歓とアイロニーに通じることが大切だと感じます。
完成することのない高みを目指して努力あるのみと痛感する毎日です。
2022年春 堀本 玲子(「あとがき」より)
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