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食料、水、エネルギー、気候変動――
30年後に地球の人口が100億人になっても、この星で全員生きていけるのだろうか?!
魔術師派は「科学の力で解決せよ!」と唱え、
予言者派は「自然を守るべく削減せよ!」と叫ぶ。
――これは、人類に迫る危機についての話だ。
現代の環境保護運動の礎となる理念を構築した生態学者ウィリアム・ヴォート=予言者派と、品種改良による穀物の大幅増産で「緑の革命」を成功させ、ノーベル平和賞を受賞した農学者ノーマン・ボーローグ=魔術師派の対立する構図を軸に、前作『1491』『1493』が全米ベストセラーとなった敏腕ジャーナリストが、厖大な資料と取材をもとに人類に迫りくる危機を描き出した、重厚なノンフィクション。《人類の未来を考えるための必読書》
* * *
「本書は両者の成功と失敗にまつわる情報の宝庫だ。著者の目的は勝者を決めることではなく、将来に向けて、魔術師派と予言者派をどう組み合わせるべきか、その判断材料を提示することだ」
――ウォール・ストリート・ジャーナル
「特筆すべきは、著者はどちらの側にもついていないこと。読者は魔術師派がもたらした驚異的な進歩に心を揺さぶられつつ、予言者派の描く暗澹たる未来像にも頷かざるを得ない。また、科学技術の軌跡が望ましくない結果を招きうること、予言者派の勧める自己犠牲が人間の本性に反することにも気づかされる」
――カーカス・レビュー
「マンがまたもや読み応えのある歴史大作を書き上げた。彼は魔術師と予言者を両極に配置し、カテゴリーが曖昧で複雑な問題を考える材料をわれわれに与えてくれる」
――サンフランシスコ・クロニクル
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