掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

講談社文庫

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

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出版社
講談社
著者名
ルシア・ベルリン , 岸本佐知子
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2022年3月
判型
文庫
ISBN
9784065273074

死後10年を経て再発見された、奇跡の作家。
大反響の初邦訳作品集、ついに文庫化!

2020年本屋大賞〔翻訳小説部門〕第2位
第10回Twitter文学賞〔海外編〕第1位

毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。
道路の舗装材を友だちの名前みたいだと感じてしまう、独りぼっちの少女(「マカダム」)。

波乱万丈の人生から紡いだ鮮やかな言葉で、本国アメリカで衝撃を与えた奇跡の作家。
大反響を呼んだ初の邦訳短編集。


何でもないものが詩になる、空前絶後の作家。
――川上未映子

そこに何が書かれているのか、長年考え続けることになるような短篇が並ぶ。
――円城 塔 「朝日新聞」(2019年8月11日付朝刊)より

読み終えるのが惜しくて惜しくて、一日一篇だけと自分に課していました。
いつまでも読み続けていたい一冊です。
――小川洋子
「パナソニック メロディアス ライブラリー」(TOKYO FM/JFN)より

人生はただ苛酷なわけでも、ただおかしいわけでも、ただ悲しいわけでも、ただ美しいわけでもなく、それらすべてであり、それ以上のものだ。それをわからせてくれるのが小説で、人生をそのように見る方法を提供するのが小説というものなのだ。ルシア・ベルリンの短篇は、それを私たちに教えてくれる。
――中島京子 「毎日新聞」より

彼女の鋭利で心地よい言葉は、私が何者だったかを思い出させる。
――深緑野分 noteより

救い難い状況、人の弱さや卑劣さをきっぱりと描き出す文章は、苦いユーモアとふてぶてしい気高さに満ちている。
――藤野可織 「信濃毎日新聞」より

自分を突き放したクールさがある。一読して、うわ、かっこいいなと思った。
――山内マリコ 「日本経済新聞」より


※「朝日新聞」からの引用箇所については、朝日新聞社に無断で転載することを禁じる(承諾番号22-0742)

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