魔女狩りの社会史

ちくま学芸文庫

魔女狩りの社会史

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出版社
筑摩書房
著者名
ノーマン・コーン , 山本通
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2022年3月
判型
文庫
ISBN
9784480510686

「魔女の社会」は実在したのだろうか? 資料を精確に読み解き、「魔女」にまつわる言説がどのように形成されたのかを明らかにする。解説 黒川正剛===「幼児を殺して貪り喰い、近親相姦を行い、十字架に唾をかけ、魔王を崇拝する」――近世のキリスト教世界において激しく非難された「魔女の社会」は、すべてが捏造されたものにすぎない。では、それらの言説はどのような伝統を持ち、いかにして「魔女たち」と結びつき、そして「魔女狩り」に寄与してきたのか。厳密な資料読解を通して、排除と迫害が生み出される条件とその仕組みを明らかにする。また、近代の魔女狩り研究が、どのようにその過ちを増幅し流通させることになったのかについても徹底的に検証する。(解説 黒川正剛)===排除と迫害と虐殺のメカニズム「魔女の社会」は、如何に捏造されたか。===【目次】序文謝辞第一章 古代における序幕第二章 悪魔とその力にかんする見解の変化第三章 中世の異端の悪霊化(一)第四章 中世の異端の悪霊化(二)第五章 テンプル騎士団の壊滅第六章 儀礼的魔術の実在第七章 悪霊を崇拝する魔術師は存在しなかった第八章 魔女の社会は実在しなかった第九章 民衆の想像の中での夜の魔女第十章 魔女狩りの開始についての誤った通説第十一章 魔女狩りは実際に、どのように始まったのか(一)第十二章 魔女狩りは実際に、どのように始まったのか(二)訳者あとがき文庫版解説  学際的な魔女狩り研究を切り開いた先駆者  黒川正剛書誌的註解

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