イスラーム経済の原像

イスラーム経済の原像

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出版社
ナカニシヤ出版
著者名
ハシャン・アンマール
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2022年2月
判型
四六判
ISBN
9784779516368

酒、豚肉、利子(リバー)、これらはいつ、どうして禁じられたのか? 

今日のハラール食品やイスラーム金融の基底にある、主要な戒律が成立した当時の状況と理由を探ることを通し、イスラーム経済の本質を問い直す。




●著者紹介
ハシャン・アンマール(Ammar Khashan)
1983年アレッポ(シリア)生まれ。2004年ダマスカス大学イスラーム法学部卒業。2008年同大学院修士課程修了(ハディース学)。2017年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。京都大学、同志社大学、龍谷大学の講師等を経て、現在、立命館大学立命館アジア・日本研究機構准教授。著作:『中東地域研究のためのアラビア語――実践文法と用例』〔共著〕(京都大学イスラーム地域研究センター、2018年)、他。


主な内容

 はじめに

 ローマ字転写等の表記とクルアーン等の翻訳について


序論

 1 主題と目的

 2 対象とする地域と時代

 3 先行研究と課題の所在

 4 本書の問い

 5 方法論

 6 本書の構成

第1章 理論的諸問題
    ――啓典・イスラーム法における法規定とその解釈――

 はじめに 24

 1 「啓示の史的展開」の分析方法

 2 章句の相関性のコンテクスト分析

 3 ヌズム論による分析

 小括

第2章 イスラーム初期における社会・経済と宗教倫理
    ――リバー禁止をめぐって――

 はじめに

 1 マッカ期の社会・経済におけるリバー

 2 マディーナ期の社会・経済におけるリバー

 3 リバーの禁止へ

 小括

第3章 イスラーム経済制度の発展と宗教倫理
    ――ハラール(合法性)問題――

 はじめに

 1 ハムル禁止論に関する序説

 2 豚肉の禁止

 3 イスラーム式と畜と「ハラール肉」

 小括

第4章 現代イスラーム経済論とハラール食品産業
    ――その形成・発展と法学的諸問題――

 はじめに

 1 現代イスラーム経済論の法学的な議論

 2 現代ハラール業界の法学的な議論

 小括

結論

 注

 あとがき

 参考文献

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