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供物としての食物が重視され神仏・物の怪が未分化であった古代から、外食産業や博物学が発展を見せる近世まで。
各時代の中で、食物や食材または薬の原料となる植物はどのように人間とかかわり、その社会にどのような位置を占めていたのか。文学作品や宗教テクスト、絵画作品などの分析を通し、思想史および文化史的に追及する。
【目次】
序 論
Ⅰ 血と豊穣の文化
第一章 『日本霊異記』から見る律令国家の王土思想
Ⅱ 怪異なるものの表現
第二章 「御霊神」について
第三章 天狗の可視化 ――古代から十二世紀後半までを中心に――
Ⅲ 農耕儀礼と豊穣
第四章 「殺牛祭神」について
第五章 植物・食物の聖性化
Ⅳ 植物・食物の象徴と博物学の発展
第六章 フランス国立博物館所蔵の宣教師による西書漢訳著書について
Ⅴ 植物・食物の擬人化
第七章 植物・食物の擬人化
第八章 『六条葵上物語』翻刻・注釈研究からみる擬人化された物語
第九章 江戸期における擬人化の発展について
Ⅵ 『果蔬涅槃図』と描かれた野菜・果物について
第十章 『果蔬涅槃図』と描かれた野菜・果物について
Ⅶ メディアとしての江戸文化における果蔬
第十一章 メディアとしての江戸文化における果蔬
付 録
『常盤の姥』影印・翻刻・訳注(慶應義塾図書館蔵)
結 語
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