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将来「使うあてのない日本語」を学ぶフランスの日本語専攻学生は、学びをどのように意味づけ、自身の人生に位置づけるのか。彼/彼女らの移動性に注目し、その語りに迫る。生涯教育としての「ことば」の学びに携わるすべての人に。
■「あとがき」より
本書のテーマは、「ことば」の学びに寄り添う日本語教育です。現代の「モバイル・ライブズ」のなかに生きる外国語学習者が、大学時代及び大学という学習環境で「ことば」を学ぶ経験において、時間的・空間的に「移動」をしながら、「学習と人生のつながりの軸」を形成、及び意識化できることを支援する教育。そのような教育の必要性を、「ことば」の教育に携わる方々に伝えたいということが、本書の刊行の最も大きな目的です。
■目次
第1章 「日本語学習と人生のつながり」という問題設定
第2章 「学習と人生のつながり」はどのように捉えられてきたか
第3章 日本語専攻学生が置かれている日本語学習環境
第4章 人生と日本語授業―日本語ポートフォリオ実践研究―
第5章 生活と日本語学習―在籍生へのインタビュー調査―
第6章 「移動」と日本語学習―修了生・中退及び転科者への質問紙・インタビュー調査―
第7章 総合考察:「学習と人生のつながり」から捉える日本語学習の実態
第8章 「学習と人生のつながりの軸」の形成と意識化をめざした外国語教育に向けて
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