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信仰をうたう詩人、中山直子の世界。Ⅰ部では、季節に彩られた各月の信仰詩、日常に根ざした生活詩、リルケや八木重吉らの詩を解説しながら詩篇の1篇につなげていく詩文エッセーを掲載。Ⅱ部では、内村鑑三に師事した祖父のこと、旧ソ連に家族で暮らしたこと、哲学の学び、ミッションスクールの大学教員として教壇に立ったことなど、12のエッセーでつづる。困難な出来事をも受け止めつつ、感謝に満ちた人生をうたいあげる。
【推薦のことば】小島誠志(日本基督教団久万教会牧師)
中山直子さんの詩は稀有な美しさを持っています。澄みきっています。
詩を前にしたら、言葉をさしはさみたくないのです。
感想とか批評とか何か言えば、そこにある詩の世界が濁ってしまうのではないか、と恐れるのです。
【目次】
推薦のことば 小島誠志
Ⅰ部 季節の詩
四月の詩
小鳥の歌った歌
二羽の小鳥
〈詩と詩篇〉いのち
五月の詩
荒地の春
先生の言葉
〈詩と詩篇〉愛
六月の詩
夜明け
引っ越し
〈詩と詩篇〉憧憬
七月の詩
朝
かまきり
〈詩と詩篇〉疲れはてても
八月の詩
海
海さん
〈詩と詩篇〉記憶の責任
九月の詩
明るい秋の空に
朝の光に「おはよう」と言う
〈詩と詩篇〉夢
十月の詩
私の心はふるえる
言葉といのち
〈詩と詩篇〉きよらかな心
十一月の詩
冬
暗い森の中で道に迷ったら
〈詩と詩篇〉落下
十二月の詩
降誕劇
クリスマスの明かり
〈詩と詩篇〉イエスさまといっしょ
一月の詩
石ころ
小石の記憶
〈詩と詩篇〉太陽の輝き
二月の詩
氷雨
小さなオルゴール
〈詩と詩篇〉暖かい家
三月の詩
一本の木
早春の梢の光
〈詩と詩篇〉創り主
Ⅱ部 エッセー
言葉が違うということ
プロイセンの軍服
「かく誘ふものの何であらうとも」──伊東静雄の詩と転職
絵の先生──心と名前
大波の上に出ようとしないで
ボヘミアの田舎道
芸術は長く 人生は短し
人形の食事
クリスマスのあかり
古い讃美歌の本
仇に恩を返すということ──日韓併合百年の年に創造文藝文学賞を受けて
忘れ得ない言葉
あとがきにかえて この詩文集をつくった私のものがたり
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