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今号の臨床特集は「睡眠」です。電気が開発され各段に快適になった生活を喜んだ時代から、日本は今や自然のサイクルとかけ離れた“不眠大国”と言われる状況へ進んできています。生活習慣病をはじめとする心身の不具合も睡眠の質がベースに潜み、疾患を治療するだけでは根本治療にならないこともわかってきました。では、良い睡眠を実現するにはどうしたらいいか。睡眠のメカニズムを始めとする東西両医学からの指摘とともに、鍼灸あん摩マッサージ指圧・漢方など非薬物療法によるアプローチを紹介しました。
あとはとき13号:日本では、少なくとも江戸時代から視覚障がいの鍼師が活躍し、将軍の治療をする者もいました。現代のあはき業界では、晴眼者と視覚障がい者が同じカリキュラム・同じ資格で活動しながら、日常的な接点は乏しいように思われます。共に業界の未来を考えるために、視覚障がい者団体や支援教育などに携わる先生方にお話をお聞きしました。
誌名『Tehamo』は、「て」「はり」「もぐさ」を意味する造語です。あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の皆さまに向けて情報を発信していくこと、そして医療者の皆さま、患者さんたちとつながるツールでありたいとの思いを込めています。
誌面は、臨床と時事の 2 部構成になっています。臨床面では『鍼灸Osaka』を、時事面では『あとはとき』を踏襲・発展させています。
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