月の光がクジラの背中を洗うとき

月の光がクジラの背中を洗うとき

取り寄せ不可

出版社
クオン
著者名
イオアナ・モルプルゴ , 四元康祐 , 吉川凪
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2022年2月
判型
A5
ISBN
9784910214313

5つの大陸と7つの海を越えて孤独の壁を貫く、詩のことば



世界中でロックダウンが始まった頃、世界各地の詩人100人が短い連をメールでリレーしながら紡いだ一篇の長詩。

<自主隔離>をテーマにしたその長詩を、韓国の詩人たちから寄せられた8篇の返歌とともに、日本語と英語の2言語で掲載。



?収録作より

?「礼儀作法について。夢に見た。何度も何度も

 友人や見知らぬ人の手から慌てて自分の手を引っこめる

 握手禁止の決まりをうっかり忘れて

 眼が覚めても手のひらにほんのりと残っている

 人肌に触れた感覚、恥ずかしくて

 忘れてしまいたい昔の失敗の記憶のようにの中に」

   シオン〔アイスランド・レイキャビク〕



「一人でいると夢だったものが

 一緒にいると希望になった

 夢は会うことを夢見て

 希望は孤独死しない

 希望に満ちた夢 夢みたいな希望」

   オ・ウン 〔ソウル〕



プロジェクトを企画したイオアナ・モルプルゴから日本の読者へのメッセージ

「精神的な休息を必要とするとき、この世界から逃げこんでゆくことのできる秘密のシェルターのような場所が、私たちひとりひとりにとって必要です。今回の連歌に参加した百人の詩人すべてにとっては、それを書くという行為そのものが、まさにそういう場所として機能しました。今完成したそれを読むことが、あなたにとっても秘密の「隠れ家」となりますように」

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top