松本城のすべて

松本城のすべて

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出版社
信濃毎日新聞社
著者名
「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会記念出版編集会議
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2022年2月
判型
A5
ISBN
9784784073986

長野県松本市のシンボル「松本城」は、現存12天守の一つ、また国宝5城の一つとして日本を代表する城です。国内最古級の城であり、北アルプスを背景にそびえる白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた天守の姿は、観光客にも常にトップクラスの人気を誇っています。
この松本城を“国の宝”から“世界の宝”、つまり「世界文化遺産」に登録しようとの運動が展開されています。この中心となる「『国宝松本城を世界遺産に』推進実行委員会」が令和3年、発足20周年を迎えました。この節目に、松本城の価値を地域の人々に再認識してもらうと同時に内外に魅力を広め、登録の第一歩となる「国内暫定リスト入り」へのステップにするべく企画、発行するのが本書です。
内容は、松本城ができる前の近世以前に松本平に造られた城の動きから、戦国時代に松本城が建造された経過や城主の変遷、城下町の形成、そして城の保存や跡地の利用、明治・昭和期の大修理、現代の史跡整備や発掘調査の新事実、復元整備事業まで……。長年、調査・研究に携わってきた地元の研究専門員らが解説します。美しい破風など天守に見られる意匠や、江戸時代に“増築”された独特の月見櫓など、建築面の魅力も紹介。城に関連する新聞記事や多彩なコラムも盛り込み、400年以上にわたる長い歴史を隙間なく埋めます。
さらに、「城マニア」として有名な落語家・春風亭昇太さんのインタビュー、世界遺産登録にかかわる日本イコモス国内委員長・岡田保良氏、城郭研究の第一人者・麓和善名古屋工業大学名誉教授の寄稿も特別収録。まさに、気軽なうんちくから学術的な知識まで、すべてをカバーした類例のない「松本城の完全詳説本」です。

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