消された名参謀・田村将軍の真実

消された名参謀・田村将軍の真実

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出版社
水曜社
著者名
石井郁男
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2022年2月
判型
四六判
ISBN
9784880655215

その名は、なぜ伝わらなかったのか? 誰が消したのか?

森〓外とともに日清・日露戦争を勝利に導いた

一軍人の生涯と、死のあとに残された闇。



 陸軍卿・寺内正毅は「田村はどう言っている?」と尋ねるのが習慣になっていた。明治陸軍に君臨した元勲・山県有朋ですら、田村が賛成と言えば賛成、反対ならば反対というありさまだった。



 田村怡与造(いよぞう)(嘉永7:1854年-明治36:1903年)。明治陸軍参謀本部の実力者。甲州に生まれ、陸軍士官学校二期首席卒業、二度のドイツ留学、参謀本部では名将川上操六に仕え、参謀次長まで駆け上るが日露戦争の前年病に斃れる。享年50。



 明治日本陸軍の用兵・兵站(へいたん)・輜重(しちょう)などの近代化にあたり主要な「要務令」を作成、明治天皇観閲(かんえつ)の陸・海軍初めての大演習の立案者。またドイツ留学時代の友人・森〓外をクラウゼヴィッツの『戦争論』翻訳のために小倉に転任させ、翻訳の成果を日清・日露戦争に活かし、小国日本が大国ロシア帝国に大勝する礎(いしずえ)を築いた。



 しかし田村の名は、後世に伝わらなかった。それはなぜか? 本書では田村の生涯とともに、彼の功績が消された謎、定説化した「〓外小倉左遷説」を覆し軍医・森林太郎(〓外)が果たした日清・日露戦争での役割など、日本史の裏舞台にスポットライトを当てる。

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