現場でよくある課題への処方箋人と組織の行動科学

現場でよくある課題への処方箋人と組織の行動科学

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出版社
すばる舎
著者名
伊達洋駆
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2022年2月
判型
A5
ISBN
9784799110003

■皆さんは会社の中で、次のような状況に陥ったことはありませんか。

・上司と部下の関係をよりよいものにしたいが、どうすればよいかわからない
・次世代リーダーを育成していきたいが、何から手をつけるべきか見当もつかない
・人事評価に不満を持つ人が多いが、どのような対策が有効か不明である
・本音を言える雰囲気を作りたいものの、具体的な取り組みは何もできていない …など

外からうまくいっているように見える会社でも、実際はさまざまな課題を抱えています。一方で、それらの課題にどう対処すればよいかを調べ始めると、さまざまな情報が大量に出てきます。どれが適切かよくわかりません。

人や組織の課題について、その原因と対策を考えるための良質な「エビデンス」を提供したい。それが本書の狙いです。

本書において特に紹介するのは、「組織行動論」の研究知見です。組織行動論とは、会社の中の従業員の心理や行動について探求する経営学の一領域です(近年は、他領域との境界が曖昧になっていて、本書でも産業組織心理学や組織論などの知見も部分的に参照しています)。

組織行動論の研究知見をもとに解説する課題は、全部で44項目です。人や職場をめぐる課題を、できる限り幅広く抽出しようと努めました。新任のマネジャーや人事担当者にとっては、課題一覧を眺めるだけでも学びがあるかもしれません。

抽出した44項目の課題を読み解く研究知見を取り上げ、原因と対策を説明しています。それだけではありません。本書の重要な特徴として、「副作用」にも言及している点が挙げられます。改行
薬に主作用と副作用があるのと同じように、人や組織の課題への対策には、主作用があれば副作用もあります。副作用とは、本来の目的とは異なる、望ましくない働きを意味します。
本書が副作用に一定の紙幅を割いているのは、副作用に関する情報が市場でほとんど出回っていないからです。

副作用のない薬はありません。対策が新たな課題を生み出す恐れもあります。会社をよくしようとしての働きかけが状況を悪化させるとすれば、残念なことです。そうした事態を避けるためにも、副作用を知った上で、適切な場面と方法を考慮して対策を講じなければなりません。

本書の知見を社内外のメンバーで共有し、具体的な施策に落とすためのディスカッションのきっかけにしてください。(本書まえがきより)

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