看守の信念

看守の信念

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出版社
宝島社
著者名
城山真一
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2022年3月
判型
四六判
ISBN
9784299026446

『看守の流儀』のあの衝撃を、まさかこんな手で飛び越えてくるなんて!
前作に驚いた人にこそ読んでほしい。 ――大矢博子(書評家)

特殊な舞台(ルビ:けいむしょ)、普遍的なドラマ
そして再び炸裂する仕掛け!(ルビ:ギミック)
やってくれるじゃないか。 ――西上心太(書評家)

模範囚の失踪、集団食中毒事件、火の気のないところで起きた火災……刑務官たちの信念が問われる事件。
その時、敏腕刑務官・火石に不穏な噂が――傑作『看守の流儀』に続く待望の刑務所ミステリー。

「悩み抜いてたどりついたのは、乗り越えるのでも、逃げるのでもなく、結局、ただ抱えて生きていくしかないという思いでした」

第一話「しゃくぜん」
釈放前の更生プログラムに参加した模範囚が、外出先で姿を消した。発見されるまでの「空白の30分」で何が起きたのか?

第二話「甘シャリ」
刑務所内で行われた運動会の翌日、集団食中毒事件が発生。果たして故意の犯行なのか。炊事係の受刑者が容疑者に浮上するが……。

第三話「赤犬」
古い備品保管庫で原因不明の火災が起きた。火の気もなく、人の出入りもなかったはずの密室でいったいどうして?

第四話「がて」
窃盗の常習犯である受刑者の心の拠り所は、あるジャズシンガーとの文通。しかし、その女性は実在していなかった――。

第五話「チンコロ」
「また殺される」と書かれた匿名の投書が刑務所に届く。差出人は元受刑者か。そして、投書に隠された意味とは?

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