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第三機甲師団“スピアヘッド”に所属した戦車兵の物語
アメリカ第3機甲師団に所属してヨーロッパ戦線の戦いに参加し、第二次大戦の終末期にケルンでの有名な戦車戦を戦った戦車兵の物語。ケルンでの戦車戦はM26パーシング、M4シャーマンとドイツのパンター戦車が大聖堂の前で戦ったもので、一部始終を米軍が撮影しており、Youtubeでの映像で有名なものとなった。
本書は2019年2月に刊行され、ニューヨークタイムズの2月ベストセラーで3位を獲得した。
アメリカ第3機甲師団に所属する砲手クラレンス・スモイヤーは、はじめ自分たちの戦車は無敵だと思っていたが、極めて強力なパンター戦車と相対する。バルジの戦いではパンター戦車の前に次々と仲間が撃破された。その後それを打ち破ることができるパーシング戦車を与えられる。この戦車にのるには大きな義務が課せられ、部隊の先頭に立ちドイツ第四の都市ケルン攻略の先陣を務めた。ケルンでは絶望的な後衛戦闘に投入されたドイツの若き戦車兵グスタフ・シェーファーの乗るIV号戦車とある交差点で対峙し、ひとつの悲劇を分かち合うことになる。
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