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瞬間が時間の要素であるとするなら、時間は寸断されて継続しなくなり、そうでないとすると時間は全体が唯一の時間となって進行することはなくなる。瞬間のディレンマにも関わらず、現代人は時間を線と点で捉えている。その観念が発達するまでに西洋では多様なミュートス(神話)やロゴス(論理)やミュトロギー(神話の論理的語り)が語られていった。そして一方で東洋には仏教による輪廻や無常や刹那という別種の時間のミュートスやロゴスやミュトロギーが語られていた。そしてその〈あいだ〉に日本哲学は成立したのである。本書はその西洋、東洋、そして西洋と東洋の狭間に成立した日本哲学を振り返り、比較し、現代の時間感覚とそのオルタナティブとのあいだを開く。
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