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二つの寺社に残された多くの文字が幾重にも「史集」の地層となり、驚くほどの「歴史」が霧の中から現れてくる。歴史愛好家必読の書。好著である。(小説家・佐藤洋二郎)
善光寺「御開帳」と諏訪大社「御柱祭」―明治5年(1872)以来史上2回目、150年ぶりの同年開催の年に、その知られざる関係、神秘の歴史に迫る!
「新旧学説にみる善光寺と諏訪大社の密接な関係」
「人為とも天来とも知れない、両寺社を結びつける不可思議な直線」
「本寺・末寺の関係にあった三井寺(園城寺)からの多大な影響」
「同じく三井寺末寺であった平等院・四天王寺との類同現象」
「善光寺境内に存在していた3つの諏訪社(北向き諏訪社等)の消息」
「諏訪大社御柱、善光寺守屋柱・回向柱との形状的・内面的関係性」
「善光寺秘儀及び周辺諏訪社による重層的な結界構造」
……等々、前著『善光寺コード―諏訪御柱の守護秘術』の続編(大幅な増補改訂)となる、善光寺・諏訪大社研究の決定版!
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